フェラーリ360モデナエンジン不調

いつもお世話になっております。。。

TEXA診断機を使用して診断をしました。左バンク側に故障コードが入って
いました。

1.Motor timing  check
2.Knock  sensor  circuit
3.Phase  variator, not  reached  position

この3つの故障コードが入っておりエンジン不調の原因はこの故障コードの
中に答えがあるようです。

サービスホールを開けました。この状態でまずは、ノックセンサーを
点検してみます。

Vバンクの間に通している配線を辿っていくと、左バンクの2つあるうちの
一つのコネクタが外れていました。

故障コードに出ていたノックセンサーはこれが原因のようです。
しかし、なぜ抜けた・・・?コネクタの入り方が甘かったのだろうか?

とりあえず、コネクタの爪に問題が無いかを点検して、再びコネクタが
抜ける事が無いように対策をしました。

  

次にPhaseセンサーを点検していきます。点検方法は単純ではありますが
左バンク側と右バンク側を振り替えてみる事にしました。

これで、診断機に右バンク側に故障コードが出ればセンサーが原因と判断が
できますが、センサーで無ければエキゾーストPhase variatorの可能性が
考えられます。

しかし、センサーを振り替えても右バンク側に故障コードがでました。
ちなみに、ノックセンサーの故障コードは出ませんでした。

   

左バンクのタイミングケースを取外しました。ベルトの張り、合いマークの
ズレが無いかなどを点検しましたが問題はありませんでした。
やはり、Phase  variatorが原因でエンジン不調が考えられます。

エンジンを掛けて点検をしていた時に「ボッボッボッボッボッ」と排気漏れ
の音が確認できました。

リフトアップをして触媒やエキゾーストマニホールドなどを点検してみましたが見た目には問題なしでした。

どうしても、排気漏れが気になるので試しにエキゾーストマニホールドを
取り外す事にしました。

取外してみると、やはり奥に穴が開いておりました。矢印の部分ですが
解るでしょうか?外側は遮熱板で覆われている為に穴が開いているのが
確認できませんでした。

「キョエ~~~ッ!!!!」これはかなりの高額な修理になりそうです。
くわばらくわばら・・・

つづく・・・

作業担当者  N.hideki

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