BMW328 エンジン始動不能修理(エンジン水吸い)

BMW328がエンジン始動不能でレッカー搬入されました。

冠水したところを走行したらエンジンが止まって再始動できなくなったそうです。

見た目は何ともないのですけどね。この車両はいつも驚くほどキレイです。

エンジンルームもきれいなものです。

しかし、ダメージを受けているのはこの内部なのでしょう。

点検しやすい所から見ていきましょう。

エアクリーナを外したら水がいっぱい出てきました。

と、いう事は・・・・・・

当然スパークプラグにも水がついています。

外したスパークプラグから判断すると、

特に5番、6番シリンダに多く水が入ったように思えます。

エンジンオイルを抜いたらこの通り、白濁しています。

ずいぶんとたくさん水が入ったようですね。

オイルフィルタのハウジングも透明感なし。

オイルレベルセンサも水没感満載です。

ここからいろいろやって、分解せずにエンジン内の水を抜いて、

何とかエンジンがかかりました。排気系統の水が抜けるまで結構かかりましたが・・・。

水没したセンサや点火プラグ、オイルライン系統の消耗品は交換しまして、

エンジンも調子よく回転しています。変な音も出ていません。

診断機で確認すると体感できないレベルでエンジン内に若干のダメージが出ていますが、

オーナー様との相談にて今回はここまでで完了となりました。

警告灯も点灯しませんし、体感もできないレベルのダメージなので修理終了です。

 

すご~く運が良かった事例です。

 

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