エンジンオイルのおはなし

最近めずらしいものを見たので記事にしておきます。

これがエンジンの爆発力をクランクシャフトに伝えるためのものです。

名前はよくきくピストンとコネクティングロッドです。

これが6個ついてるエンジンが6気筒、4個のものが4気筒ということですね。

コネクティングロッドのこの部分がクランクシャフトに接続されて回転エネルギーに変換されます。

ただし、直にぎゅっと接続しちゃうと回転できないのでこの内側に金属ベアリングが入るのです。

それがこれなんですけど・・・一般的にメタルってよばれているものです。

これの外側がコネクティングロッド、内側がクランクシャフトになります。

通常この内側とクランクシャフトには〇/100㎜の隙間があってそこをエンジンオイルで潤滑するんです。

ところが、エンジンオイルの潤滑性能が満たされていないと、油膜切れをおこして金属同士が減っていきます。

よく言われる「焼き付き」という状態です。

ここまでくるとベアリングがクランクシャフトにくっついてしまってコネクティングロッド内をクルクル回転してしまっています。

潤滑油はこの内側にしか入ってこないので、当然激しく削れていきます。

この状態だとエンジンがカンカンと激しく音をたててすぐに止めなきゃいけないと感じるはずです。

潤滑不良でおこったエンジン故障の一例です。

 

エンジン内の潤滑にエンジンオイルは重要な要素になりますので、

・エンジンオイルをいつとりかえたかわからない。

・エンジンオイルの品質が車両にあっているのかわからない。

という場合は車両に合った品質のエンジンオイルに交換して、交換時期の管理とオイル量の管理をリセットしてはいかがでしょうか。

故障の原因は必ずしもこれだけということはありませんが、不安を一つ減らす意味でも知っておいて損はないようにおもいます。

 

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