ポルシェ911　2005y　（997）カレラSのエンジン（M9701）のカタカタ音修理です。

診断プロセスからエンジン内部のあの場所だと確信できたので･･･

エンジンを取外します。

こうやってごっそり取外せるのがポルシェ911のいいところ。

横からみたところです。

エンジン本体だけにしてエンジンスタンドに取付けます。

シリンダヘッドを取外し、ピストン・シリンダが見えるようになりました。

No.6シリンダ壁とピストンに大きな傷が入っています。

ここが音がでていた箇所ですね。はじめに書いていた･･･あの場所です。

金属が削れていたのでエンジンオイルが金属粉で真っ黒に汚れていました。

ピストンスカートも大きく削れていました。

シリンダもこの状態です。

塊だったエンジンがバラバラの状態になりました。

シリンダに鋳鉄ライナーを加工組み付けしている間に･･･

シリンダヘッドの掃除とバルブの摺り合わせまでしておきます。

このあと汚れている方ももちろん作業しています。

シリンダの加工がおわってライナーが入りました。

ピストン径に合わせて一定のクリアランスで加工しています。

エンジンを組み立てていきます。ピストンは新品です。

問題のあったNo.6シリンダもこの通りです。

シリンダヘッドを取付けます。

エンジン本体ができあがりました。

取外していた部品を取付けて･･･

車体に取付けます。

油脂類を充填して、エンジン冷却水も充填します。

冷却水は専用工具を使用して充填します。

エアコンガスの充填をします。

エンジンを始動して各部確認。診断機を使用して状態をモニターしながら行います。

慣らし運転、油圧部のエア抜き、冷却水のエア抜きをしていきます。

ロードテストをしてM97/01エンジンの修理終了です。